双極性障害(躁うつ病)は、気分の高揚した「躁」と気分が落ち込んだ「うつ」を繰り返す病気です。そう聞くと分かりやすい病気に聞こえるかもしれません。実際には非常に診断が難しく、専門家でも長年かけてようやく双極性障害の診断にたどりこともしばしばあります。 躁病・軽躁病エピソードにおける混合型の症状 DSM-5のうつ病性障害では『気分障害・混合エピソード』が削除された一方で、以下のような双極性障害の軽躁状態を含む『混合型』の特定子が新たに記述されることになった。. DSM-5のうつ病性障害(Depressive Disorders)という考え方. DSM-5を双極性障害の診断基準として用いるときは、「双極性および関連障害(Bipolar and Related Disorders)」という項目をみることになります。 これには、7つの精神疾患の診断基準が含まれています。 双極性障害でのDSM-5診断基準. 双極性障害は診断が難しいと言われる病気ですが、診断基準に対し、過剰な診断がされるケースがあることが問題となっています。 躁エピソードを過剰に診断された場合、本人の本来持つ明るさや、社交性等を否定しまうことに繋がります。 日本うつ病学会は、うつ病をはじめとする気分の問題に関心をもち、うつ病の臨床、研究、教育、保健に従事するものが集まり、うつ病に関する様々な問題を研究する学術団体です。うつ病臨床の発展・充実に寄与すると共に、一般社会にうつ病に関する情報を提供することを目的とします。 双極性障害を診断するにあたっては、「血のつながりのある親族に気分の波がある方はいますか? 」という質問を必ず行います。 親が双極性障害である場合は、子どもは5~10%で双極性障害(およそ10倍のリスク)といわれています。